hair・makeup artist /photo 藤岡ちせ
高知県に生まれ、物心がついた頃には美容師になると決意し、それからは目標にまっしぐら。美容学校に入学し、卒業後は都会に憧れ東京へ飛び出し無事に美容師になる。
そして、メイクアップに興味をもちshuuemuraや尊敬して止まない渡辺サブロオさんのW・3260STUDIOで学生時代の試験勉強よりも真剣に学び幸運にもヘア&メイクアップアーティストとしてNHKと日本テレビの番組を担当させていただく。
そのお陰で多くのタレントさんやミュージシャンとのご縁を授かり晴れてフリーランスとなりたくさんのお仕事をさせていただいた。
1998年、拠点をNew Yorkに移し外国人としての苦労を約3年間する。
NYではModeling Agency USでヘアメイク業務、Beauty schoolにてメイクアップ.インストラクターを経験する。
帰国後はテレビ、CM 、広告、雑誌、ミュージックビデオを中心に活動を再開し、数年後は美への探究心からハワイのボディトリートメント・ロミロミとフェイシャルを学び自宅サロンを開業し分野を広げる。
2015年、ウルグアイの「世界でいちばん貧しい大統領」と称賛されたムヒカ元大統領に感銘を受け「暮らし方」を考えるようになり都会のど真ん中から古都鎌倉に住居を移し山暮らしを始める。
大都会でタレントやモデルの華やかな世界の中でのヘアメイクも楽しくやり甲斐があるけれど、もっと身近で馴染みのある結婚式や家族写真といったリアルライフのヘアメイクに携わりたいと拠点を原点に移し、故郷の高知への移住を決意する。
ヘアメイクは、「自然、楽しむ、少しだけおめかし」といったキーワードを大切にしている。
そして、最近では以前から趣味としていた写真を撮ることが仕事になってきました。
ヘアメイクとして錚錚たる写真家とのセッションで有難くも得た知識と感性が役立つ時が来たとやる気満々。
ヘアメイク、スタイリスト、デザインなどの視点から写真を見る機会があったことは強みであると思う。
経験を活かし世界観を大切に伝えられる写真を撮りたい。
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どうやら作ることが好きらしく、糸、布を使い、編んだり縫ったり刺したりの手仕事をする。
編み物との出会いは、New Yorkに住んで居る頃に友達がカウチンセーターを手編みしているのを見て衝撃を受け(セーターは買うものだと思っていた)当時はまだ英語もそれ程話せず軽く引きこもりだった私に編み物は絶好の暇つぶしだった。それから独学でひたすら編み乱れ、ある日、友人の出産祝いにベビーニットを贈った際に喜ばれ、すっかり調子にのりCHiCCOiというブランドを2015年の秋に立ち上げネット販売を開始した。
物が溢れる時代、時間をかけて物を作るという作業を忘れて楽して買う。自分を甘やかしお金で解決しないで、食べ物でも服でも欲しければ作れ!と自分に喝。出来る限り面倒臭いをしよう、丁寧に暮らしてみようと思う。
時間をかけて出来上がったものは格別愛おしい。